先に断っておきますが、車の運転をしながら読書なんてキケンな行為は絶対にしてはいけません。
当たり前ですが、運転中に進行方向から視線をそらして本を読むなんて自殺行為ですよね。
それは、車を安全に運転をするには、私たちの五感のうち視覚を集中させなければなりません。運転に必要な情報のほとんどは視覚により収集されますからね。
だから運転以外のことに視覚を意識させてしまえば、それだけ事故を起こす危険が高くなるのですよね。
だからといって、運転者は運転中に何もできないかというとそうではありませんよね。
音楽を聞いたり、ラジオを聴いたり、助手席の人と話しをしたりできます。
運転中でも、聴覚は別のところに意識をおいても大丈夫だということです。
kindle + Siriで本を聴く
私は、kindleの電子書籍アプリを使っているのですが、電子書籍のメリットといえばどんなものがあるのでしょうか?
・本を買いに行く手間が省ける。
・家の本棚が一杯にならない。
・環境に良い。
などのメリットが思いつくでしょう。
しかしそれ以外にも、kindleに隠されたもっと大きなメリットがあるのです。
それは、本の内容が全てテキスト化されて電子書籍となっていることで、音声による読み上げ機能が使えるようになることです。
iPhoneのSiriの機能を使うのですが、これが以外とイケてる(^-^)
何かの作業中にも読書
聴覚を使って、聴くことは他の作業と同時進行することができます。
テレビやネットは、視覚的な情報収集方法なので他の作業と同時進行するのは難しいのです。
いろんな便利なメディアが発達した現代にも、ラジオというメディアが残り続けているのはこのためですね。
普段忙しくて本を読む時間が無いって人も何かをしながら本を読む(聴く)ことができるのですから、とても便利。
本の読み上げ機能は、生活のいろんなところで活用できます。
例えば、食器を洗っている最中だったり、最寄りの駅まで歩いている時などです。
「食器を洗う」のも「駅まで歩く」のも、ほぼ無意識でできる作業ですよね。でも、視覚はそれに集中させなければなりません。
こんな時に、本の読み上げ機能が役に立つのです。
健康やダイエットのためのウォーキングにも使えば、長く続けられるかもしれませんね。
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kindleで読み上げの方法
まずはiPhoneの設定をしておきます。
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「スピーチ」の設定の「画面の読み上げ機能」をONにしてください。
これで準備完了です。
kindleの読みたいページを開いて、画面の上端から、二本指で下にスライドすると右図の再生メニューが現れて、自動的に読み上げがスタートします。
メニューのカメマークとヘリマークで読み上げスピードの変更もできます。
ただし、Siriの読み上げ機能には欠点もあります。
・漢字の読み方が変な時がある。
・声に抑揚やリズムがないので、難しい内容なら頭に入りにくい。
というような事ですが、Siriのこれからの進歩に期待しましょう。
トレーニングとしての使い方
私はそんな欠点も含めて、この機能には高評価をしています。
観る事で情報収集するよりも、聴く事で情報収集する方が頭を使うからです。
脳力の向上のためのトレーニングにもなるという事です。
文章の情報は、頭の中でイメージとして変換する事で知識として入力されていくのですが、自分のペースで文字を読んでイメージするより、読み上げのペースに合わせてイメージを作る方が格段に難しいのです。
私たちが、聴いた文章を処理する脳の部分をウェルニッケ中枢と言うのですが、ここの機能に負荷をかけるとどんどん発達していきます。
早い速度の読み上げを聴いて処理する訓練を続けるとウェルニッケ中枢が発達していき、それに伴って脳全体の機能が向上していきます。
思考力や想像力や記憶力など効果は様々です。
昔に少し流行っていた「速聴トレーニング」をkindleとSiriを使って再現できるという事ですね。
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