円安で株価が上がって大丈夫?

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こんにちは(^^)haruです☆

今現在の日本は円安傾向にありますよね。

それによって日本企業の株価も上昇傾向にあり、景気も良くなっているという情報も耳にします。

景気とはお金回りです。
「景気が良い」というのは、みんながお金をどんどん使って、それが回り回って自分の収入に繋がっていくような状態です。

みなさんは、今の日本に景気の良さを実感できるでしょうか?

たぶん、ほとんどの人は実感できないですよね。

以前の日本なら、将来に不安を感じるからお金を使うことができなかったのかもしれませんが、今は少し違う気がします。
そもそも使えるお金が無くなっているのではないかと思います。

国民に余裕がなくなってきているのではないのでしょうか?

 
 

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円安と株価の関係


日本は、「加工したものを海外に売る」ことが主軸となっている国です。

そのため、円安になると海外の人は日本の商品を高く買ってくれるようになるので日本の企業(特に輸出関連の企業)は有利になるのです。

円の価値が下がれば、日本の商品を外国の人から見ると値下げされている状態なのです。

でも、日本の企業はその商品を値下げしているわけではなく今までと同じ金額で販売しています。

だから、値下げもせずに商品がたくさん売れるようになるのでその分利益も上がりますから、企業の価値が上がり株価も上がるという結果につながるのです。

「円高は輸入が得」「円安は輸出が得」というのは、みなさん社会の授業で習ったはずですよね。

この理論で観ると、今現在の株価の上昇は円安の影響だということが分かると思いますが、1つの疑問が生まれるのです。

円安で損するはずの、輸入関連の企業の株価も上がっているということです。

 
 

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円の価値が下がっている


「円安」とは円がどういった状態になっているのかイメージできるでしょうか?

円の価値が下がっている状態なのです。

私たち日本人は、給料を受け取るのも、ものを買うのも、貯金するのも「円」を使っていますよね。

あなたがもし、「今月もいつもと同じ給料の30万円だよ!」って30万円を渡されたとします。
そして、「でも今月から30万円の価値は半分なんだよねっ。」って言われたらどう思うでしょうか?

頑張って貯めた100万円の価値が半分になってしまったらどう思うでしょうか?

絶対に納得できないですよね。

でも実際にこういった事態に向かっているようです。

意図的に円安に誘導して、株価が上がって景気も良くなってるというのは、実は国民の「富」を搾取する仕組みの1つなのです。

富の総量は常に一定ですから、株価が上がって得する人がいる反面、その分だけ損する人が存在するのは当然の話しなのですが、その「損する人」というのが一般国民なのですね。

 
 

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株価が上がる仕組み


先ほど円安になると株価が上がるという話しをしましたが、円安と株価の関係はもっと単純な真理があります。

それは「円」の価値が下がっているからです。

 

例えば1ドル=100円の時、あなたが1000円で販売している本があるとします。

購入したいという人には1000円で販売しますよね。

しかし仮に、1ドル=200円の円安になり円の価値が半分になってしまったとしたら…

「円の価値が半分になったから、今まで100円で売っていたコンビニのおにぎりも200円で販売することになります。」
「円の価値が半分になったから、マンションの家賃も2倍の金額になります。」

こんな時代になってしまったとしたら、あなたが今まで1000円で販売していた本は何円で販売しますか?

同じ価値感で販売するなら2000円ですよね。

不思議な話しですが、1000円だった本が、価値は変わらずに2000円に値上がりしてしまったのです。

この現象は企業にも起こります。

株価というのは、その企業の価値の高さに比例します。

例えば、
「この企業Aは、10億円の価値があるから1株1000円で買うのが妥当だろう。」ということで株価が1000円の企業Aがあるとします。

しかし、業績が悪化して、「もう企業Aには、5億円の価値しかないな。」と判断されたら株価は500円に下がってしまうのです。まぁ実際はもっと複雑なのですが…

では、さっきのように円安で円の価値が半分になってしまったとしたら、価値が10億円の企業Aの株価はどうなるでしょうか?

この企業Aは価値は変わらずに金額だけが20億円に値上がりしてしまいますよね。

それによって株価も1000円から2000円に値上がりしてしまうのです。

つまりこれが、「円安で株価が上がる理由」なのです。

企業の業績が良くなるから株価が上がっているというわけではなく、業績が上がってなくても株価は上がってしまうということです。

「日経平均株価が持ち直して、景気も回復に向かっている!」って聞いても素直に喜べませんよね。

喜ぶのは、株主の人たちだけなのです。
一般国民は自分の資産価値が減ってしまうだけなので損しかしないですよね。

これじゃあ日本国民は、勤めている会社の給料が1万円や2万円昇給したところで、ますます困窮してしまいます。

 
 
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