笑いたくても笑えない恐怖の話し方(^^)ASD特性その① 〜細かいことが気になると止まらない〜

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こんにちは、40歳を過ぎて発達障害と診断されたharuです(^^)

ボクは自閉症スペクトラム障害(ASD)で、大ざっぱに言うとコミュケーションに問題があり一般的な社会生活を送ることが困難であるということ。
最近になって自分が強いASDタイプだと発覚してはじめて気付かされたASDの特徴を紹介しようと思います。

ということで今回は第一弾として、笑えるけどマシで困った特徴

「細かいことが気になると止まらない」

の紹介です。

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ASDタイプにとっての細かいこと

細かいことが気になるって誰にでもあるやん!って思うかもしれませんが、ASDタイプはその「細かいこと」の種類が人とは違っていて、さらにその部分への執着がヤバい。
社会生活に支障をきたすほどに……

・家のカギを閉め忘れてないか気になる
・部屋の隅にゴミが落ちていて気になる
・対面している人の顔に鼻くそが付いていて気になる
・明日の仕事の予定が気になる

こんな感じのことは誰にでもあると思いますが、これらはASDのボクにとってはどうでもいい事で、人の顔に鼻くそが付いていても気づかないことの方が多い。

ASDタイプにとっての気になることって一般的に思いもよらないものだったり、人とのコミュケーションに関わることが結構多い。

ボクの場合、話している人の言葉遣いや会話のクセ、言葉の選択、変な声のトーンなんかがものすごく気になります。

例えば、

誰かの演説や朝礼など。

「今日は、寒いから、体調崩さないように、手洗いうがいを、しっかりしましょう。」

のような特徴のある喋り方に気づいてしまうと過集中状態に陥ります。

「ね」と言う発音が気になるあまり、本来の文章の意味が頭に入ってこなくなるくらいです。

こういうときのボクの頭の中では、

「この人、めっちゃ「」って言うやん(・・;)
今の「」は確実に不要やろ(-_-;)
おー!また「」キター!
スゲー今度は3連発やん(゜-゜)
おっ!来い来い!「」来い!……やっぱりキターヽ(`▽´)/」

みたいな感じで「ね」と言う言葉だけに過集中状態になっています。

他にも、「電子レンジ」のことを「レンシレンジ」だと思い込んでる人を見るとキーッヽ(`Д´)ノてなったり、「朝の朝礼」とか聞くと「朝以外の朝礼ってなんやっ(# ゚Д゚)」ってなったりします。

問題点は思ったより深刻

聞こえはあまり深刻性を感じないASD特性に思えると思いますが、実はこれASDタイプ本人にとっては結構深刻な問題です。

大きく問題点は2つ。

ひとつは、感情を揺さぶられること。

面白いと思えるクセなら笑いを堪えるだけでいい。(空気が読めなくて普通が分からないボクでも、シリアスな場面では笑ってはいけないということぐらい知っています)笑いを堪えるのもある意味地獄ですが…(・・;)

ボクの場合、そういった場面で他人のクセが気になりだすと基本的には不快感を感じることが多い。

たぶん、クセを指摘して修正させたいという無意識的な欲求があるのだと思います。

なのにこの社会はそんなKYな「指摘・修正」を実行に移すことは基本的にタブーです。そのまま欲求不満を感じつつ、更に同じクセを何度も見せつけられる事でストレスとしてどんどん蓄積されていくのだと思います。

だから会社に出勤して10分間の朝礼が終わったときには精神的にグッタリしてしまうことがよくありました。

その場から逃げる自由を奪われ、自分にとってイヤなことをされ続けるのは誰にとっても苦痛でしょう?

もうひとつの問題は、どうでもいいことに脳のレスポンスを割いてしまっていることです。

ASDタイプは基本的にマルチタスクが苦手です。なのにどうでもいい情報への過集中状態になっているときは、別の大事なことを実行したり他ことを考えるのが難しい。

どうでもいいタスクを自発的に閉じることができず、大事なタスクを実行できない上に、全く関係ないタイミングでタスクが開いてイライラが戻ってきたりします。

ボクには、ジョジョに出てくるギアッチョの気持ちがよく分かります。

つまり、自分の精神エネルギーの使用計画が全くできないということです。

楽しみにしていたデートの前に、精神的に疲れ切ってたり…とか考えると、とてもおぞましい特性ではないでしょうか?

ボクのようなASDタイプにとって、何気ないコミュケーションというのは、いつ爆発するかわからない地雷原を歩くようなものなんです。

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