モデルルームの家具が手作りな理由

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こんにちは(^-^)haruです♪

新築の分譲マンションのモデルルーム見学に行ったことありますか?

新しい綺麗な部屋に家具が設置されていて、お洒落な小物が配置されていたりします。
このマンションを買ったらこんなお洒落な生活ができるんだとイメージがどんどん膨らんでいくのです。

さすがにモデルというだけあって、見学者にはとても魅力的に映るように工夫されているのですね。

このモデルルームに設置されている食卓テーブルやベッドやソファー、実は殆どが大工さんの手作りだということはあまり知られていませんよね。

それらは見せるだけのための家具なので、強度も弱くて使い物にはなりません。

家具屋さんで買ってきたら早いのに、なぜ手作りするのでしょうか?

作った方が経費を抑えられるから?

部屋のデザインに合った家具を探すのが困難だから?

もちろんこんな理由もあるのでしょうが、もっと大きな理由があるのです。

 
 

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引っ越して初めて気付く違和感


新築のマンションに引っ越し直後の人の感想で、以外とよく聞くのが、「思ったよりも狭いね(-_-)」です。

私は「今はまだ引っ越しの荷物が片付いてないからそう感じるだけですよ!」ってフォローしたりするのですが、実際は当人の直感は間違いなく正しいのです。

マンションを購入した本人が思っているよりも部屋が狭くなっています。

まぁ、大抵の人はそんな違和感を感じながらも生活していくと、だんだんその広さに馴染んでいくことになるのですが…。

マンション購入者がなぜこんな違和感を感じることになるのかは、マンション販売側の巧妙なトリックがあるのです。

購入前に行った、マンションのモデルルーム見学の時にこのトリックにはまってしまっているのです。

 
 

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モデルルーム見学


マンションの販売者は、みなさんの購買意欲を高めて出来るだけ早く沢山の方にマンションを購入してもらうようにプランするのですが、その方法の一つがモデルルームの公開です。

お客さんに空っぽの部屋を見せても、購入後の生活がイメージしづらいから、テーブルやソファーを置いてイメージしやすいように工夫しているのです。

魅力的なモデルルームをお客さんに見てもらって「こんな部屋に住みたい!」と思ってもらうのが目的ですよね。

そして、部屋を選ぶにあたって重要な要素があります。

それは部屋の広さです。

当たり前ですが、みんな狭い部屋より広い部屋の方が魅力的ですもんね。

お客さんにマンションの購入を決断してもらうためには、まず間違いなく納得できる部屋の広さが絶対的な必要条件となります。

しかし、壁や天井のデザインや床の機能なんかはいくらでもオプションとしてお客さんの気にいるように変更可能なのですが、部屋の広さだけは広げることはできませんよね。

でも、お客さんのためにどうにかして部屋を広げようと努力しているのです。
正確には、部屋を広く見えるように努力しているのです。

 
 

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部屋を広く魅せる


錯覚を利用して部屋を広く見せています。

モデルルームの見学をしてもらった人に部屋の広さを錯覚してもらうような仕掛けがあるのです。

まず、何もない空っぽの部屋は見せられても広さがよく分かりません。
広いと思う人もいれば狭いと感じてしまう人もいるのです。結局は、今住んでる自宅の部屋より広いか狭いかも分からないのです。

しかし、その部屋に家具を置くことによって部屋の大きさが把握できるようになるのです。

例えば、大きな銅像の写真を見ても大きさってよく分からないですよね。でも、その銅像の横に自分が立って一緒に写真を撮れば、やっぱり大きいんだって事がよく分かると思います。

それと同じで、何もない部屋に対象物を置いて比較することで部屋の広さが把握できるようになるのですね。

これは人が無意識で行なっている処理なのですが、この無意識の処理を利用して錯覚させるのです。

実は、モデルルームに置かれているテーブルやソファーは一般的な物より小さく作られているのです。

敢えて小さく作られた家具を対象物として、部屋の大きさを比較することによって、結果的に部屋が実際よりも広く感じてしまうのです。

人は、家具の大きさには固定観念を持っています。

四人掛けのテーブルは大体このぐらいの大きさだ。

二人掛けのソファーの大きさはこんなもんだ。

って具合に無意識に決めつけているのです。

特に、日本は家具の大きさに統一感があるので余計にこの影響が強いと思います。

そのために、モデルルームに置いてある四人掛けのテーブルが普通よりも小さいなんて思いもよらないのです。

それに比べて、この部屋は広いね!って無意識で錯覚を起こしてしまうのです。

 
 

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印象の操作


マンションのモデルルームの家具を手作りしている理由は、お客さんに錯覚を起こさせるような小さいサイズの家具が必要だからなのです。

普通に使いにくいような小さいサイズの家具なんて家具屋さんを探しても見つからないですからね。

他にも、カーテンの長さや色を使って、天井の高さや部屋の広さを錯覚させたりします。

マンションの販売者はいろいろな方法で、商品を実際よりも価値を高く魅せる努力をしています。

もしかすると、お客さんを騙すような行為だと思う方もおられるかもしれませんが、これらはビジネスとしては当然なのです。

これらの印象操作は様々なビジネスで使われていますからね。

飲食店の定食のボリューム感や体のラインをスリムに見せるオシャレな服と言った物も、当然のように錯覚を利用しているのです。

定食のボリューム感やオシャレな服はお客さんに満足を与える結果になりますが、マンションの広さの錯覚は、購入後にお客さんを不満にさせる可能性があります。

特にマンションのような大きな買い物は、後々後悔しないようにするために購入時は注意しましょう。

 
 
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