将来が不安で仕方がない人

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こんにちは(^^)haruです♪

今日は、30歳の男性から受けた相談のお話しです。

彼は、付き合って8年の女性と同棲生活をしているのですが、早く結婚したいと思っています。それは相手の女性も同じ思いで、好きな人と結婚して子供を育てる幸せを手に入れたいのですね。

しかし、相手の女性はある事を理由に結婚に踏み切る事ができません。

それは、彼が「正社員じゃない事」です。

彼は、今現在契約社員として働いていて収入もそこそこ高いのですが、やはり「正社員」じゃないということが将来の不安になってしまうのですね。

 
 

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正社員だったら安心できる?


これが30年〜40年も前の日本社会なら納得できる悩みです。

以前の日本なら、終身雇用制度により一度正社員として就職したら、その会社が社員の一生の安定を与えてくれるという制度がありました。

就職した会社で定年まで働ける事が前提で、定年退職した後は、退職金と年金で老後の生活も約束されるのです。

多少働きの悪い社員が居たとしても、リストラされることもありません。当時のように常に利益が出てる状態の会社ならコストカットのためにリストラする必要が無いのですから。

高度経済成長期のように好景気でお金回りが良い時代なら、それが可能だったのです。

そんな時代なら、良い学校に行って良い企業に正社員として就職することが、まさしく「安定」と呼べる物だったのでしょうね。

しかし、今の日本はどうでしょうか?

かつての黄金時代を生きてきた大企業も生き残るために必死な状態です。
社員一人ひとりの安定を保障する余力も無くなっているのです。

特に瀕死の状態になってしまった企業が再生するためには、大幅なコストカット(リストラ)が絶対的に必要な対策となります。

大企業の経営危機なんて話しもよく聞きますよね。
誰もが知る大企業のパナソニックも経営危機により数万人規模のリストラが行われていますよね。

それだけ企業にとっても辛い時代なのですから、大企業でも倒産するリスクは高くなってるのも事実なのです。

このように今の時代は、正社員として就職できたとしても、会社の倒産やリストラによって職を失うリスクが昔から比べると圧倒的に高いのです。

 
 

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危険が潜む正社員


働き方が問題となっている現在は違った意味での危険があるのは、あまり意識されていないかもしれません。

それは、働き方問題が原因の離婚率の高さです。

私が以前働いていた会社では、正社員の離婚率が異常に高かったのです。

その根本的な原因は、過剰な労働条件のためだと思っています。

・毎日家に帰っているのに2週間も起きてる子供と会ってない。
・休日も疲れ過ぎて家族サービスができない。
・仕事のストレスが発散できない。

というような状態に陥っているのです。
これじゃあ、家族に歪みが生まれるのは当然ですよね。

こんなブラック企業は、高度経済成長期の「モーレツ社員」と同じような勤務状態なのですが、大きな違いがあります。
現在のブラック企業は明らかに賃金が低いのです。

働き方改革により、労働時間は比較的改善されているようですが、実際はサービス残業が増えているという企業も多いでしょう。
そうなると、賃金も低くなるのですから困りますよね。

肉体的にも精神的にも追い詰められて、さらに経済的にもプレッシャーとなっているのですから、ストレスレベルが上がり離婚率が高くなるのも理解できるかと思います。

正社員=安定という勘違いをしてしまうとこんな落とし穴もあるのです。

 
 
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雇用のされ方で不安は解決できない


不安の原因は「正社員じゃない事」だからではありません。
絶望的な話しかもしれませんが、正社員になる事で不安から解放されるかと言うとそうではありません。

正社員になったら一時的には安心できるかもしれませんが、また次々と不安要素が出てきます。

「会社が倒産したらどうしよう」
「リストラされるんじゃないか?」
「退職金はちゃんと貰えるのだろうか?」
「老後の年金の支給額は大丈夫なのか?」
「体を壊して働けなくなったらどうしよう」

このような「不安」は正社員になっても解決できませんよね。

そこで、不安から解放されるための解決策として「貯金する」や「保険に加入する」という行動に出ます。

しかしこれらは気休めにしかなりません。

収入が無くなった時に、生活を安定させるほどの莫大な金額を貯金する事は難しいですよね。
保険も同じで、安定を得られるほどの高度な保険に加入するためにも相当な保険料の支払いが必要なのです。

 
 

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将来の不安を取り除く方法


では、どうすれば不安を解決できるのかを考えていきましょう。

まず一つの方法は、100万人に一人の希少価値の高い人間になる事です。

それは多くの企業から必要とされる、価値の高い能力を身につけるということです。

誰にも真似できないような特別な技術を持っていたとして、それが企業からの需要が高い技術だったとしたら、倒産もリストラも怖くありませんよね。

勤めている会社が倒産したとしても、自分を必要としてくれる会社はたくさんあるのですから。

自分の価値を高めるために何ができるのかを考えてみましょう。

営業の技術を伸ばす事や、繊細なレンズ磨きができるようになる事だったりします。

他にも、多種多様な資格を取るって方法もあるかもしれません。まぁ、資格に関しては世の中にそこそこ溢れているものが多いので希少価値は低いですが…。

例えば、営業もできるし、大型免許も持っていて弁理士の資格を持っている漁師なんて人がいたら、かなり希少価値が高い人ですよね。

これからの社会の需要に見合った価値を身につける事が安定を手に入れる手段なのです。

 
もう一つの方法は、リスクを分散させる事です。

この場合、リスクとは収入源が無くなってしまう事ですよね。

多くの人は、定期的な収入源を労働という一つの手段にのみ頼ってしまっているのです。

労働収入だけに完全に依存しているから、労働収入を失うことが命取りになるのです。だから日本人は、それを想像して不安に陥るのですね。

しかし、別々の収入源が複数有るとどうでしょうか?

例えば、毎月10万円の収入源が5個有るとします。

居酒屋さんのアルバイトで10万円。
手作り子供服の販売で10万円。
ネットせどりで10万円。
家賃収入で10万円。
インターネットの広告収入で10万円。

のような感じですね。

この場合五つの仕事を掛け持ちしているような状態なのですが、全然無理な掛け持ちじゃない事はイメージできるかと思いま。

このような収入形態であれば、急にバイト先の居酒屋さんが潰れたとしても、残りの40万円は収入として間違いなく入ってきます。
それなら、新たなバイト先を焦らずゆっくり探したり、新たな収入源を生み出す事ができたりする余裕がありますよね。

他の収入でも同じです。急なアクシデントで家賃収入がなくなったとしても、他の40万円は確保できるのです。

こうやって、収入源を増やしていけば、老後にでも確実な収入を作ることもできますよね。

これがリスクの分散です。

 
実は、一つの仕事に集中して精一杯勤めなさいという日本の教育は、ハイリスクでローリターンな割の悪いギャンブルをさせるのと同じなのです。

 
 
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