こんにちは♪haruです(^^♪
夏が終わったと思ったらもうすぐ年末ですね。
年が開けると、進学や就職の季節が始まりますよね。
だから、進学や就職のこの時期に合わせて実家を出て一人暮らしを始める人たちも多いのですが、一人暮らしを始めるにあたって注意しないといけないのは「家探し」です。
過去、私も大学に進学するのと同時に一人暮らしを始めたのですが、その時の経験で分かったことをお話します。
損をしないために知っておくべきお話しです。
需要の高さで物の値段は変わる
コンビニなどでペットボトルの水を買うときに疑問に思った事はないでしょうか?
500MLのペットボトル水が120円で売っているのに対して、同じ銘柄の2Lのペットボトルの水が100円で売っていたりするのです。
内容量が4倍になっているのに、値段が安くなっているのですね。
不思議ですよね。
基本的に販売価格というのは、原材料費や製造費用、配送料などの必要経費の金額にプラスアルファした金額に設定してると思いがちですよね。
そう考えると、2Lの水が100円で売られているのなら、500MLの水は30円ぐらいで売られてそうなイメージになりますよね。
私のイメージですが、500MLの水なら30円ぐらいに設定しても利益は出るのだと思っています。
それを120円で売れたら販売者は大儲けですよね。
金額設定は基準もっと大きな別の要因があるのです。
それは、
「みんなが欲しいと思う物は、高額でも売れる」という考え方です。
つまり、商品が売れるなら、いくらでも金額は高く設定するということです。
外出先で水を買う時、2Lのペットボトルは大きくて重いので持ち運びに不便だからあまり売れないのでしょうね。
しかし、500MLのペットボトルは手軽に持ち運べるから、買う人が多いのです。買う人が多いということは、値段を高くしても売れるということです。
このように、需要の高い物は実際の価値よりも高額で取引される事になるのですね。
住宅の家賃も需要によって変化する
賃貸マンションなどの毎月支払う家賃は、低価格なものから高額なものまで様々ですよね。
部屋の間取りや広さ、築年数や綺麗さ、駅までの近さなどの立地条件、コンビニやスーパーの近く、というような価値があるかないかで金額が大きく変わりますよね。
良い条件の物件は、多くの人が住みたいと思うので、家賃を高く設定されるのですね。
部屋が広くて、都心の駅の近くで、新築のマンションというような好条件の物件なら、かなり高額な家賃になるのは想像できると思います。
これが賃貸物件の需要と金額の関係ですよね。
しかし、最も気をつけなければならない条件がもう一つあります。
時期による需要
実は、あまり知られていないのですが入居する時期によって家賃が大幅に変わるのです。
日本では、進学や就職のために引越しをする人が、3月や4月に集中しているため、この時期は賃貸物件の需要が非常に高くなっています。
物理的にこの時期に引越しをしないといけない人がたくさんいるということなのです。
それに合わせて、新住居を探している人がたくさんいるので、家賃や礼金などを割増ししても借りてくれるのです。というより高くても借りなければならない人がたくさんいるという事です。
貸主にとってこの状況は、儲ける好機ですよね。この時期にいつもと同じ金額で貸し出す事は無いのです。
高くても借りなければならない人たちの足元を見て商売しているので、酷いと思うかもしれませんが、ビジネスとしては当然の事なのです。
この時期の割増の金額って半端ない!
私が大学に進学するときも、まさにこの時期に部屋探しをして引越ししました。
田舎から出て来るため、部屋探しに費やせる時間は一日しかなかったので、その日に契約を決めなければならないという焦りもあったので、余計に足元を見られた形になったのかもしれません。
その時契約できた物件は、6畳ワンルームで立地条件はかなり悪いアパートでした。
家賃は58000円です。
私は田舎者なので、街の住宅事情には疎く、全くの無知でした。
だからこの58000円という家賃の金額に疑問も持ちませんでした。
しかし後々、この物件の情報を調べたら、家賃38000円で入居者募集していました。
差額はなんと20000円‼
普通の買い物の20000円差ではありませんよね。
割増料金で契約したら、割増された家賃を毎月払い続けなければなりません。
仮に、4年間そのアパートに住んだとしたら、20000円×48ヶ月で960000円の差額になるのです。
数ヶ月入居日が違うだけでこんなにも差額が発生するので驚きですよね。
今考えると、あのアパートで家賃58000円ってかなり高額だったと思います。
物件によって価値がバラバラなので家賃の比較は難しいかもしれませんよね。でも一番注意しなければならないのは、賃貸の営業の方は、基本的に自分に不利益になるような情報は教えてくれないという事です。
賃貸住宅の営業は、即決させる事で成果を上げるタイプの営業なので、
「今の時期だから家賃が高いんです」なんて真実を言うと即決しにくくなって成果に繋がりにくくなってしまいます。
そんなことよりも、高い金額で契約を取るために誘導していくのです。
賢く引越しするなら
時期による割増料金で損をしないようにするためには、やはり転勤や進学の多い時期を避ける事が大切です。
3月や4月は賃貸住宅の需要がかなり上がってしまうので避けましょう。
例えば、新居の契約を数ヶ月早めに低価格でしておいた方が最終的には得をする可能性が高いですよね。
20000円の割増料金を何年も払い続けるより、数ヶ月の家賃分をプラスアルファで払うほうが安く付きますからね。
もし、3月の末にしか移動できないという人ならば、一旦仮住まいとしての物件を契約しておいて、後はそこに住みながら価格の下がった物件をゆっくり探して、もう一度引越しするのも一つの方法です。
最後に
商談というのは、借りる側と貸す側のパワーバランスによって大きく変化していきます。
入居希望者が殺到しているような時、貸す側は強気になり、「このマンションに住みたいなら、割増料金なら貸してあげてもいいよ〜」というような思考になります。
逆に、入居希望者もなく空室がたくさんあるような時なら、弱気になり「割引するから、このマンションに住んでもらえませんか?」というような思考になります。
借りる側も、「どうしても今日中に新居を見つけないといけないから困ってるんです」というような弱気な姿勢で話してしまうと、確実に足元を見られてしまうのです。
だから「いい物件が有ったら引越ししようかなぁ」というぐらいの軽い気持ちで話したほうが、パワーバランスは有利に働きます。
私も営業の仕事をしていたときは、このようなパワーバランスをとても大事にしていました。
資本主義社会ってこんなもんなんですよね。
関連記事
プロが教える引越し料金ガイド
コメント