子供をダメにしないための正しい褒め方

スポンサーリンク
スポンサーリンク


こんにちは(^^)haruです☆

人を成長させるためには「褒める」ことは重要です。

職場の部下を育てることにも、自分の子供に向上心を持たせるのにも褒めることはとても効果があります。

「褒める」ことは、女性を美しくもしますし、取引相手とも友好的な関係を作る技術にもなります。

人間関係においても、「褒める」技術はとても重要なのです。

しかし、「褒め方」を間違えば逆効果になることもありますよね。

特に、子供の教育の中での褒めるという行為は、時に子供を不幸にすることもあるのです。

 
 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

子供をダメにする褒める教育

少し前までは「子供は褒めて育てましょう。」という考え方が流行っていましたが、今現在は「子供を褒めて育てるとダメになる。」という考えに変化しつつあります。

良い育て方をする方法論が全く真逆の意見になってしまっているのですから不思議です。一体どっちの意見を信じて子育てをすれば良いのか混乱しますよね。

なぜこんな現象が起こっていらのでしょうか?

昔から日本では、厳しく躾けをするような「叱る教育」を続けていました。当時は家庭内暴力や体罰、パワーハラスメントなんて言葉も無かったはずですから今では考えられないような酷い教育もあったのでしょう。

そんな時代に育てられた人たちは、真面目で勤勉で努力家、そして上からの命令に忠実な人間性に成長しているのです。まさに日本人の特徴そのものですね。

他国の人から比べると、自己否定感が強く、大きな劣等感を抱くような性格になる人が多く、これを改めるため「褒める教育」が進められてきたのだと思います。

そして今度は、子供の頃から必要以上に褒められる事を経験して育ってきた世代の人たちは、全然違った人間性に成長していきます。

自尊心が高く褒められることが当たり前になっているので、他者からの批判などには対応できなくなり、叱られることにも慣れてないので社会に適合しづらくなります。

傲慢で自分の否を認めることができないのです。

他者から褒められることがなければ自尊心を保つことができなくなります。自分の承認だけでは自尊心が維持できません。生きていくためには他者からの承認が必要なのですらから、他者に依存した生き方になってしまいます。

精神的に自立できなくなっているのです。

自立できないということは、自分の活力となるような人が存在しなければ、生きていくのも困難になるということです。

過剰に褒められて育つと不幸になるのです。

では「褒める教育」は間違いなのか?というとそういうわけではありません。

幼少期には、向上心や達成感を養うためには「褒める」ことが絶対に必要だからです。

問題なのは、過剰に褒めることです。

 
 

スポンサーリンク

過剰に褒めるからダメになる


幼い子供にとって褒められるということは大きな精神的報酬となります。

特に親から承認されることが何よりも大きな報酬なのです。

そんな大きな報酬をいつでもたくさん貰っていれば報酬の価値観も低くなってしまいます。それが後々「自分は褒められて当たり前だ!」という感覚に変わってしまい、もう報酬でも無くなってしまいます。無駄に自尊心だけが高くなってしまうのですね。

 
褒める教育が子供を「良い子」にすることも事実なのですが、それは親にとっての「良い子」であり、親のエゴなのです。

なんでもかんでも褒め続けると、その子供は親にとってどんどん扱いやすい人間になりますが、本人にとっては毒でしかありません。
過剰に褒める教育は親の身勝手です。

もし、自分の子供を自分の所有物として育てたいなら、なんでもかんでも褒め続ければ良いと思います。

しかし、ほとんどの人はそうではありませんよね。自分の子供には幸せになってほしいはずですよね。

それならば、「褒めるべき時」と「褒めてはいけない時」というのを考えて褒める事にしましょう。

それが正しい褒める教育なのです。

 
関連記事
「悪い子供」は大人の言葉がつくります
 

間違った褒め方

・出来て当たり前の事をした時
自分で食べたお菓子のゴミを捨てる。寝る前にオモチャを片付ける。など家庭内での当たり前のルールが守れた時には褒めてはいけません。
これを続けてしまえば、全ての行動は褒められるための行動となってしまい、善意の思考が働かなくなります。
褒めてくれる人がいなければ、行動しなくなります。
中には、わざとゴミを散らかして、自分の片付けをアピールするような非生産的な行動をとる人も出てきます。

・関心のある事をしている時
子供の大好きなお絵かきが上手にできた。夢中になってる積み木を5つ積み上げることができた。というような時には、つい褒めてしまいそうですが控えましょう。
興味があって自発的にやっている事が、褒められてしまうと、報酬をもらうための労働と成り下がってしまいます。
自発性が欠けた興味は、成長を止めてしまうのです。
そしてこれも、褒めてもらえなくなったらすぐに興味を失ってしまいます。
こんな場合には褒めるのをグッと我慢して、関心を持って見守ってあげる事にしましょう。

・人と比べてしまう
兄弟と比較したり、ほかの園児の子と比べて、「あなたの方が絵が上手。」とか「一番足が速いね。」という褒め方はダメです。
人と比べる事でしか自分を評価できなくなります。
勝てば優越感を抱き人を見下す事になり、負ければ強い劣等感を抱くことになってしまいます。

 
 

子供を成長させるための褒め方

子供をより良く成長させるためには向上心を育むことに意識を置きましょう。

向上心が強くなれば、新しい事にも難しい事にも挑戦することができるのです。しかし、向上心が無い人間性に成長してしまったら、「挑戦」することを避けて現状から抜け出そうとは思いません。

「会社で酷い扱いを受けているのに、逃げることも戦うこともできない。」
「収入が低くて生活が苦しいのに、我慢することしかできない。」

こんな風に自分の中に選択肢が与えられません。

向上心はとても大事な感情なのです。

そのためには、結果を褒めるのでなく、それまでの経緯を褒めるようにしましょう。

例えば、パズルを「完成させたこと」を褒めるのではなく、「集中していたこと」「挑戦したこと」「努力したこと」などを褒めるのです。

もし、完成させたという結果だけを褒めてしまえば、次も褒められるために「完成」させることだけを優先する事になってしまいます。そうなれば、難しいパズルを選ばずに簡単なパズルばかりを選ぶようになってしまいます。成功の可能性の高いものばかりを選んで難しいものを避けるようになるのですから、当然スキルアップすることはありませんよね。

そうならないようにするためは、
「集中していたから成功できた。」
「挑戦出来ることが素晴らしい。」
というような褒め方が良いのです。

これなら、「集中すること」「挑戦すること」を惜しまずに出来るようになります。
挑戦することが褒められるからこそ難しい事にも挑戦出来る子供になります。それこそが成長の第一歩なのです。

 
 
関連記事
国民を洗脳するための義務教育

何よりも大事なお金の教育

コメント

タイトルとURLをコピーしました