こんにちは(^o^)
発達障害当事者ハルっち☆の独り言です。
ボクは強いASD(自閉症スペクトラム)というは発達障害を持っています。
大雑把に言うと、こだわりが強い、集中力が高い、独自の世界観があるというような特性があります。
この特性が、私生活にもいろんな影響を与えるわけなんですが、その中でも空間認識に関しては定型発達者とは全然違った感性を持っています。
ということで今回は、ASDの片付けについて持論の語ります。
ASDタイプの部屋ってキレイ?
ASDタイプは部屋がキレイかどうか?
ボクの答えは、
「そんなことはない。比較的キレイに整理されている人もいるかもしれないが、そうでない人間もいる。確率的には世の中の平均と大差ないだろう。」です。
「ADHDは散らかってる」に対して「ASDは片付いている」とイメージされることも多いと思いますが、必ずしもそういうわけではありません。
なぜなら、ボクは子供の時は自分の部屋はメチャメチャ散らかってましたからっ。机の上は溢れかえった物置き(もしかしたらゴミ箱になってたかも)になってました。片付け、整理整頓、掃除なんて言葉たぶん知らなかったんでしょう(゚∀゚)20代半ばくらいまでは部屋中散乱状態だったと思います。
それに対して今現在は、そこそこきっちり整理整頓されています。
ボクのASD特性が年齢によって変化したというわけではなく子供の頃から今でもずっとガツンと濃いめのASDです。
そのため、ASD=片付いてる という方程式は成立しないことが確定します。
そもそもASDのこだわりの強さと几帳面さは全く別のパラメーターです。
ただし、ASDタイプは片付けは得意ですか?の質問に対してなら解答はYESです。
ASDタイプは「片付け」に必要な、論理的思考力や空間認識能力が高い人が多いとされているので、しっかり相関関係として成立します。
結論です。
「ASDタイプは、部屋がキレイに整理されている」というのは間違いで、「ASDタイプは整理整頓が得意な人が多い」というのが正しい。
CPEは動かない。
今現在ボクの部屋がそこそこキレイになってるのは意図してそうなったのとは少し違います。
ある時ボクは、散らかってる空間がキライなんだということに気づきました。それまでは謎のストレスの原因が、まさか散らかってる部屋だなんて思いもしなかったのですが、それに気づいて以降ボクの部屋からモノが徐々に減っていきました。
無意識のバイアスですね。
散らかってる部屋というのは、ASDタイプにとっては弱点属性にあたります。物が溢れている状態というのは、その部屋の中の目に入る情報量が多いということを意味します。
自動的に入ってくる情報量が多いとASDタイプはものすごくイライラしてきます。マイントブラスト状態ですね。
これは、定型発達者に起こるカクテルパーティ効果という現象が関係しています。
カクテルパーティ効果というのは、パーティなどの大勢が会話している中でも、目の前の人の言葉だけをクローズアップして聞き取ることができる現象。
この効果がボクには起こりません。それでどうなるかというと、必要な情報にクローズアップできないので、邪魔な情報や不快な情報も同じサイズ感で視覚や聴覚を経て脳まで入ってきてしまう。
そのためASDタイプにとって何よりも大事な「一点集中」ができなくなります。
手の中のスマホに集中すべきなのに、向こうの散乱した書類の山がボクの「集中」を邪魔しに来るのです。
ASDタイプは集中を邪魔されるのがマジでキライ。我慢できないくらいイライラしてしまいます。
イライラを回避するために情報量の少ない部屋が必要なんです。
そのために部屋を整理するボクたちは、決してキレイ好きとか几帳面とかって類のものではありませんね。
これがASDの片付けの哲学でしょうか。
掃除をする必要性は全く感じない
不思議に思うかもしれませんが、ボクは部屋の端っこにホコリが溜まっていたり窓が曇っていたりしても全く気にもなりません。
理由は簡単で、ボクの定位置から見えないからです。そもそも視界に入らなければ害がない。
勘違いされるかもしれないがASDタイプは几帳面とか神経質といった訳では無い。
中にはそういった性格を持ち合わせたASDタイプもいるとは思いますが、ボクは間違いなくおおざっばなテキトー人間ですからねっ。
誰もマネできない(^^)超合理的な一人暮らし最強のASD思考
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